タイトル | 宗谷船上で観測された短波海上散乱について(超高層物理部門)(<特集>南極シンポジウム) |
その他のタイトル | Short Range Echoes of HF Waves Observed on the Antarctic Research Expedition Ship (UPPER ATMOSPHERE PHYSICS) (<Special Publication>Antarctic Symposium in Tokyo, 1960) ソウヤ センジョウ デ カンソク サレタ タンパ カイジョウ サンラン ニ ツイテ |
DOI | https://doi.org/10.15094/00007055 10.15094/00007055 |
本文(外部サイト) | https://nipr.repo.nii.ac.jp/record/7055/files/KJ00002406719.pdf |
参考URL | https://nipr.repo.nii.ac.jp/records/7055 |
著者(英) | 平尾, 邦雄; ヒラオ, クニオ; HIRAO, Kunio |
発行日 | 1961-01 |
発行機関など | 国立極地研究所 |
刊行物名 | 南極資料 |
巻 | 11 |
開始ページ | 904 |
終了ページ | 910 |
言語 | eng |
内容記述 | P(論文) 予備観測の際の船上観測で非常に明瞭な短波海上散乱が発見された,その後2回の船上観測の際にも同様の観測がなされ且つラジオゾンデによる気象観測も特に強化された.特に1959年の船上観測の際は固定周波によるh'tの観測及びA-scopeによる反射波のスナップ撮影も加えて原因の究明につとめた.これらの結果を綜合して短波海上散乱波は結局海の波による後方散乱であることが推論された.海上では大地常数が大きいために特に地上波の伝播に都合がよいので散乱波が受信されるものと思われる.但し海の波により電波がcoherentに反射されると考えなけれはならない.更に大洋上や暴風圏内においても顕著な日変化を示すことから大気の屈折率に新らしい要素を導入する仮説をたてた.これによって日変化は電波の屈折,廻折及び低層中の反射面の日変化に帰着させることができる. |