JAXA Repository / AIREX 未来へ続く、宙(そら)への英知

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タイトル宇宙ステーション補給機(HTV)の開発と利用: ランデブ技術の応用と有人宇宙機への発展構想
その他のタイトルDevelopment and Future Application of H-II Transfer Vehicle(HTV): Applications of the Rendezvous Technology and Road to Future Manned Spaceship
著者(日)桐谷, 浩太郎; 千葉, 隆文; 津屋, 直紀; 小鑓, 幸雄
著者(英)Kiritani, Kotaro; Chiba, Takafumi; Tsuya, Naoki; Koyari, Yukio
著者所属(日)三菱電機鎌倉製作所; 三菱電機鎌倉製作所; 三菱電機鎌倉製作所; 宇宙航空研究開発機構
著者所属(英)Kamakura Works, Mitsubishi Electric; Kamakura, Works, Mitsubishi Electric; Kamakura Works, Mitsubishi Electric; Japan Aerospace Exploration Agency (JAXA)
発行日2011-09-25
発行機関など三菱電機エンジニアリングe-ソリューション&サービス事業部
Mitsubishi Electric Engineering
刊行物名三菱電機技報
Mitsubishi Denki giho
85
9
開始ページ36
終了ページ41
刊行年月日2011-09-25
言語jpn
抄録宇宙ステーション補給機(H-Ⅱ Transfer Vehicle: HTV)は1号機が2009年9月に,2号機が2011年1月に打ち上げられ,国際宇宙ステーション(International Space Station: ISS)へのランデブ・ドッキングに成功し,ISSに必要な物資を届けた。HTVは,今後もISSに物資を届けるという重要なミッションを担っており,HTV7号機までの5機の打上げが計画されている。 || HTVシステムはフライトセグメント(軌道上部分),グランドセグメント(地上運用設備),ISSセグメントで構成される。三菱電機は(独)宇宙航空研究開発機構(JAXA)の指導によってフライトセグメントの電気モジュール/アビオニクス,及びグランドセグメント,ISSセグメントの開発,並びに飛行運用を担当している。 || 三菱電機は,フライトセグメントでは,誘導制御系・電力供給系・通信データ処理系の各電子機器が搭載されている"電気モジュール"の製造,試験を担当している。 || グランドセグメントでは,JAXAの筑波宇宙センターに設置されたHTVを制御監視するための地上運用設備であるHTV運用管制システム(HTV OCS(Operation Control System))の開発を行い,飛行管制,飛行計画,訓練試験支援作業をJAXAとともに実施している。 || ISSセグメントではISS上と日本実験棟JEM内に設置している近傍通信システム(PROX)の開発を担当した。HTVで開発されたランデブ技術とHTVフライトセグメント構成技術は,有人安全要求が適用されるISSへの輸送機の実用技術として確立している。この技術は,単に安定的にISSに物資を届け,離脱時に廃棄物を搭載し,大気圏へ突入するという現在のミッションを支えるだけでなく,回収機能を付加したHTV(HTV-R)にも貢献するものである。さらに,将来的には無人の月探査ミッションや軌道間輸送への応用,利用が期待できる技術を含んでいる。本稿ではその概要について述べる。
資料種別Journal Article
ISSN0369-2302, CODEN MTDNAF
NCIDAN00235191
SHI-NOAA0065037008
URIhttps://repository.exst.jaxa.jp/dspace/handle/a-is/14563


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